【2026年最新取材】深いブナ原生林の静寂へ。「休暇村 乳頭温泉郷」で叶える現代の極上デジタルデトックスと二源泉の湯めぐり旅
この宿を語る上で欠かせないのが、まったく異なる性格を持つふたつの自家源泉だ。大浴場に足を踏み入れた瞬間、ほのかに漂う硫黄の香りが旅の情緒を掻き立てる。ひとつ目の「乳頭の湯」は、とろりとした乳白色の湯が特徴で、身体の芯まで優しく熱を届けてくれる。
対する「田沢湖高原の湯」は、澄み切った透明感と軽やかな肌触りが心地よい。露天風呂に浸かれば、頭上にはどこまでも高い空と、季節ごとに色を変えるブナの梢が広がる。夏は眩い新緑、秋は山を燃やす紅葉、そして冬にはしんしんと降り積もる白雪。時間帯によって移ろう湯面の表情を眺めているだけで、あっという間に時間が過ぎ去っていく。