現金オンリーでなぜ安い?ドラッグコスモス驚異の低価格と人気の真相
店頭を訪れた誰もが疑問に思う「ドラッグコスモスが安い理由」の根底には、徹底した合理主義に基づくEDLP(Everyday Low Price:毎日安売り)戦略があります。多くの競合チェーンが日替わり特売や期間限定セールで集客を図るなか、同社は年間を通じていつでも同じ低価格で商品を提供し続けています。
この仕組みを支えているのが、ドラッグコスモスがチラシを打たない理由に直結するコストカットです。新聞折り込みチラシや派手な店頭POPの作成・配布には莫大な印刷費と人件費が発生します。これらをほぼ全廃することで販促費を極小化し、削減した費用をすべて商品の売価引き下げに充当しています。
さらに、ドラッグコスモスにポイントカードがない理由も同一の思想に基づいています。ポイント管理システムの導入・保守費用やポイント原資の負担を嫌い、「1ポイント還元するくらいなら、最初から1円安く売る」という明快なスタンスをとっています。レジでのカード提示やアプリ操作の手間を省くことで、オペレーション効率の大幅な向上も同時に実現しています。
なかでも消費者の胃袋を掴んでいるのが、ドラッグコスモスの冷凍食品の安さの秘密です。売場面積の大きな郊外型店舗を中心に大型リーチイン冷凍ケースを大量導入し、大手食品メーカーの商品を圧倒的なロットで一括仕入れしています。日々の食卓に欠かせない冷凍食品を目玉商品として地域最安値クラスで並べることで、スーパーマーケットの顧客を強力に吸引する導線を作り上げています。