仙台駅新幹線薬品漏れ事故の真相|地質調査の劇薬持ち込みと現在の影響
車内に持ち込まれ、惨劇を引き起こした仙台駅の薬品漏れにおける薬品の種類は、地質調査や土壌分析の現場で鉱物の溶解や成分抽出に使われる「硫酸」や「硝酸」などの強酸性化学物質を含んだ試薬類でした。
強酸性の薬品は極めて強い腐食性を持ち、皮膚に付着すれば瞬時に深刻な化学熱傷(化学火傷)を引き起こします。また、衣類やバッグの繊維、金属類と接触することで激しい化学反応を起こし、高熱を発しながら人体に有害な有毒ガスや発煙物質を発生させます。
実際に被害に遭った乗客は、座席足元を流れてきた無色透明の液体に靴やズボン越しに触れ、皮膚のただれや痛みを訴えました。もしこれが混雑した車内で乗客の顔や目に直接かかっていた場合、失明や命に関わる重大事故に直結していたことは明白であり、極めて危険な劇薬が無防備な状態で運ばれていた事実が浮き彫りになりました。