『笑点』腹黒と毒舌の裏側!楽太郎と歌丸が隠し続けた絆の真実
テレビ番組のタレントとして超一流だった二人は、何よりも寄席の目高であり続けた。どれほどテレビのレギュラー番組で多忙を極めても、高座に上がり客の前で噺を演じることを最優先にした。
歌丸の古典落語に対する真摯な姿勢と、楽太郎の現代的なセンスを取り入れた巧みな語り口。二人は互いの高座を袖からじっと見つめ、常に刺激を受け合っていた。寄席の楽屋に漂う緊張感の中で、二人が交わす短い挨拶や目配せには、長年舞台を踏んできた者同士にしか分からぬ独特の品格が漂っていたという。
演芸界において、テレビの知名度を寄席の集客へと還元し続けた二人の功績は計り知れない。彼らが作った「テレビと寄席の好循環」は、現在の若手噺家たちにとっても大きな財産となっている。