小澤征爾の妻・入江美樹の現在と波乱の半生!名門一家を支えた素顔
1973年、小澤征爾が名門ボストン交響楽団の音楽監督に就任すると、一家の生活基盤はアメリカへと移ります。オーケストラ・交響曲の新たな黄金期を築くため、夫が連日リハーサルとスコアの読み込みに没頭する傍らで、入江美樹は家庭という名の強固な砦を守り抜きました。異国の地での子育て、地元社交界との折衝、そして夫の健康管理。彼女が築いた温かな家庭環境こそが、マエストロの圧倒的なスタミナの源泉だったのです。
ウィーン国立歌劇場の音楽監督就任や、日本でのサイトウ・キネン・オーケストラの創設、そしてセイジ・オザワ 松本フェスティバルへの発展。名声を極める一方で、晩年の小澤は度重なる病魔との闘いを強いられました。食道がんの手術や腰の治療など、過酷な療養生活を最も近くで支え続けたのも彼女でした。表舞台には決して出しゃばらず、だが決して揺るがない。その献身的な姿勢は、関係者の間でも深く尊敬されています。