新認定の秘技を独占取材!坂東玉三郎と最新人間国宝の全貌と舞台裏
重要無形文化財である歌舞伎の保持者として、世界的な評価を確立している坂東玉三郎。彼の佇まいは、客席を一瞬で別世界へと引きずり込む。国立劇場 歌舞伎公演の楽屋裏に密着すると、そこには開演直前まで装束のわずかな歪みや化粧のグラデーションにこだわり抜く、鬼気迫る姿があった。
舞台芸術業界全体が新たな鑑賞スタイルを模索するなか、彼の表現は揺るぎない。指先の角度ひとつで女形の情念を描き出し、視線の揺らぎだけで登場人物の孤独を語り尽くす。歌舞伎という格式高い古典芸能でありながら、観客の感情をダイレクトに揺さぶる肉体表現の凄みは、まさに生きる伝説と呼ぶにふさわしい。