信長と家康が駆けた天下分け目の美濃路!知られざる宿場町を歩く
この街道の価値を語る上で外せないのが、戦国三英傑との深い因縁だ。若き日の織田信長は、尾張統一の拠点とした清須からこのルート沿いに勢力を伸ばし、美濃を手中に収めて天下統一への足がかりを築いた。街道沿いに点在する城跡や砦跡の配置を見れば、この道がいかに戦略的な軍事ハイウェイであったかが鮮明に浮かび上がる。
時代の転換点となった関ヶ原の戦いにおいても、徳川家康が勝鬨を上げた後に凱旋の道として選んだのは他ならぬこの街道であった。NHKオンデマンドの歴史アーカイブ番組などでも特集されている通り、家康はこのルートを極めて重視し、名古屋城の築城とともに街道の整備を一気に加速させた。覇者たちが自らの野望と命運を託した軍事ルートの痕跡は、今も沿道の地形や町割りに色濃く焼き付いている。