旭川神居古潭事件の真相と動機|神居大橋の悲劇と現在の裁判動向を追う
犯行現場となった神居大橋は、旭川市神居古潭の石狩川両岸を結ぶ歩行者・自転車専用の木製吊り橋です。昼間は紅葉や深い渓谷美を楽しむ観光客が訪れる景勝地ですが、夜間は照明がほぼ皆無となり、深い闇と轟音を立てて流れる激流に包まれる孤立した空間へと姿を変えます。
旭川市における神居古潭の歴史を紐解くと、アイヌ語で「カムイコタン(神の住む場所、あるいは魔神のいる場所)」を意味し、古くから石狩川の難所として恐れられてきました。川幅が狭まり水深が極めて深く、渦を巻く激流が続く地形から、水難事故や自殺者が後を絶たず、地元では以前から心霊スポットとしての噂が囁かれる場所でもありました。
犯行グループはこの危険な地形を熟知した上で、被害者を吊り橋の欄干に立たせ、逃げ場のない極限状態に追い込みました。泣き叫び許しを請う被害者に対し、罵声を浴びせながら橋の上から約10数メートル下の石狩川へと転落させたのです。冷たい激流に落とされた被害者は、低体温症や溺水により尊い命を落とすこととなりました。