雅子さまの美を支える専属メイク担当の正体と愛用コスメの秘密
宮内庁関係者や美容関係者の証言から浮かび上がるのは、徹底した「引き算の美学」と「光のレイヤード技術」だ。長時間の公務や強い照明、フラッシュの光に晒される皇室の現場において、厚塗りは絶対に許されない。厚く塗られたファンデーションは、時間の経過とともに表情の動きでひび割れやヨレを起こすからだ。
担当アーティストが最も時間をかけるのは、スキンケアによる入念な土台作りだという。肌の奥まで水分を行き渡らせた後、極薄の保護ヴェールを何層にも重ねるようにして下地とベースを整える。ファンデーションは顔全体に均一に塗るのではなく、光が当たる高い位置を中心に薄く伸ばし、影になるフェイスラインは極限まで素肌感を残す。
この繊細なベースメイクにより、どの角度からカメラを向けられても自然な立体感とハリ感が保たれる。さらに、チークは肌の内側から血色がにじみ出るようなリキッドやクリームタイプを仕込み、上から微粒子パウダーをふわりと重ねる。この絶妙な一手間が、穏やかで幸福感あふれるロイヤルメイクの真髄である。