要介護3の認知症・在宅介護の限界!特養入所と最新対策全解説
深夜2時、静まり返った家の中で玄関のドアが開く音が響く。薄着のまま外へ出ようとする高齢の親を、疲れ果てた子供が必死で引き留める——要介護3の現場で日常茶飯事となっている光景だ。
要介護3は、食事や排泄など日常生活の全般に全面的な介助が必要となるレベルである。ここに認知症の症状が重なると、状況は一気に複雑化する。感情のコントロールが難しくなり、暴言や拒絶、排せつ物のいじり行動などが発生。介護する側の睡眠時間は削られ、精神的な摩耗は限界点に達する。認知症専門医も「この段階での介護者のレスパイト(一時休止)は、もはやすべての基本」と指摘する。認知症ケア・高齢者福祉の観点からも、家族だけで抱え込む在宅介護には構造的な限界が存在しているのだ。