一般客は知らない空上の贅沢!ファーストクラス極上サービスと裏側
高度3万フィートの上空。外気圏に近い過酷な環境にいることを忘れてしまうほど、現代の最高峰キャビンは成熟を遂げた。かつてのリクライニングシート時代は終わりを告げ、現在は「個室スイート」が世界標準となりつつある。
圧倒的な存在感を放つのが、中東の巨翼として知られるエミレーツ航空だ。超大型2階建て機エアバスA380に設置された機内シャワースパは、雲の上で温かいシャワーを浴び、ブルガリのアメニティで肌を整えるという前代未聞の体験を提供する。さらに同社のボーイング777-300ERでは、天井から床まで完全に遮蔽される完全密室型のプライベートスイートを導入。NASAの技術に着想を得た「ゼロ・グラビティ」シートポジションは、体に一切の負担をかけない浮遊感をもたらす。
乗客ひとりに割り当てられる占有面積の広大さは、かつての航空常識を完全に破壊した。プライバシーを守る電動スライドドア、専用のミニバー、そして気分に合わせて調光可能なライティング。もはや単なる「座席」ではなく、空に浮かぶ高級邸宅の一室というべき変貌を遂げている。