意思決定の密室を撃つ!女性議員が挑む永田町権力構造の地殻変動
自民党総裁選の舞台に立ち、総理の座を争った高市早苗と野田聖子。この二人の足跡は、日本の女性政治家が歩んできた対照的な二つの道筋を象徴している。安全保障や国家観を前面に押し出し、保守本流の支持基盤を固めて権力の中枢へと駆け上がった高市。対して野田は、こども政策や選択的夫婦別姓、不妊治療支援など、生活者のリアルな課題を政治のアジェンダへと押し上げることで独自の地歩を築いてきた。
思想や政策スタンスは異なる。しかし、両者が直面してきた党内力学の生々しさは共通している。派閥の重鎮たちが握る推薦人の確保、長老議員による暗黙の序列意識。どれほど閣僚としての実績を積み上げようと、総裁選という究極の権力闘争の局面で突きつけられるのは、男性中心の同質的な連帯という見えない防波堤だった。彼女たちの戦いは、個人の力量以上に、政界の構造そのものが抱える歪みを赤裸々に物語る。