映画『塩ノ山』追跡取材!山梨県甲州市の歴史ミステリーと撮影の裏側
なぜ、これほどまでにこの場所が人を惹きつけるのか。その答えは、古来より紡がれてきた文学と歴史の重なりにある。平安時代の勅撰和歌集である『古今和歌集』にも歌われた歌枕として知られ、「しおのやま」の名は古くから文人たちの心を捉えてきた。しかし、その優美な歌の裏には、もう一つの凄惨な歴史の顔が隠されている。
戦国時代、この地域を治めた名将・武田信玄。彼が遺した隠し金山や暗号化された軍略の書が、実は山梨県甲州市の塩ノ山に秘匿されていたという異説が存在するのだ。映画『塩ノ山』は、この『古今和歌集』の歌に込められた暗号と武田信玄の知られざる戦略を大胆に交差させ、史実とフィクションの境界を揺るがす極上のスリルを提供する。