【2026年現地ルポ】「おばあちゃんの原宿」でいま何が?巣鴨で進化する韓国料理の熱気と“優しいウマさ”の秘密
「最初は少し驚きましたよ。でも、食べてみたら出汁がすごく利いていて、全然胃にもたれないの」。そう語るのは、地元の常連客である70代の女性だ。新大久保がトレンド発信地として最新スイーツやK-POPで若者を魅了する一方で、巣鴨が提示するのは「日常に寄り添う滋味」である。
派手なネオンや大音量の音楽はない。木目を基調とした落ち着いた店内で提供されるのは、時間をかけて仕込まれた丁寧な料理だ。辛さを控えめに調整できたり、小鉢(パンチャン)に旬の日本の野菜が取り入れられていたりといった細やかな配慮が、地元の高齢層や大人のグルメ通を虜にしている。