元祖・武田久美子の貝殻水着はなぜ誕生?固定の仕組みと撮影秘話の全貌
伝説の幕開けは1989年11月に遡ります。写真家・野村誠一氏の撮影によって発表された武田久美子さんの写真集『My Dear Stephanie』(スコラ刊)に収録されたホタテ貝殻水着の写真は、当時の芸能界と出版業界に激震を走らせました。
そもそも、グラビアで貝殻水着が選ばれた理由には、予定調和を打ち破る現場の熱気がありました。当時のグラビア界はハイレグ水着全盛期。ありきたりな水着撮影に飽き足らなくなっていた制作陣と、20歳を迎えて大人の女性への脱皮を図りたかった武田久美子さんの思惑が合致したのです。
ロケ地となった海外のレストランで食事中、皿に盛られていたホタテの貝殻を見たスタッフから「これを胸にあててみたら面白いのではないか」というアイデアが浮上。武田久美子さん自身もその奇抜な発想を面白がり、即座に採用が決まりました。単なるお色気ではなく、「誰も見たことがない美しいヴィジュアルを創り出す」というプロフェッショナルの探求心こそが、貝殻グラビア元祖の真相だったのです。