元バレー代表・益子直美が切り拓く指導の変革とメディア出演の今
「試合中に大人が子供を怒鳴り散らす光景を、いつまで放置するのか」。そんな素朴かつ根深い疑問から立ち上げられたのが、「監督が怒ってはいけない大会」だ。コート上でミスが起きても、ベンチの指導者は拍手で励まし、ポジティブな言葉を投げかける。最初は戸惑っていた子供たちが、回を重ねるごとに笑顔を取り戻し、自発的に作戦を話し合い始める変化は劇的だった。
怒声が響かない体育館には、選手たちの伸びやかな声と楽しげな拍手が満ちる。失敗を恐れずに挑戦する環境がいかにパフォーマンスを高めるか。彼女が提唱したこの試みは、単なる地方イベントの域を超え、全社的・全国的な議論を巻き起こすムーブメントへと成長を遂げた。