伝説の赤字3億円から12年――「ガリガリ君ナポリタン味」が日本の食品マーケティングに残した狂気と遺産
2026年の現在、SNSで「バズる」ことを狙った奇抜な商品は珍しくない。しかし、2014年当時はまだ、そこまで計算された炎上マーケティングは一般的ではなかった。そう考えると、あのナポリタン味は時代を先取りしすぎていたのかもしれない。
誰もがスマホで「不味い!」と叫び、その画像をシェアする。あの狂騒曲は、現代のSNS社会におけるコンテンツ消費のあり方を予言していた。失敗すらもエンターテインメントに昇華させる。その手法の元祖こそが、あのアイスだったのだ。