伝説の作画美学!『プロジェクトA子』森山ゆうじが革命を刻む
80年代半ば、アニメ業界に空前のブームを巻き起こしたのが、ビデオパッケージとして直接ファンに届けられたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)メディアである。地上波放送の制約から解き放たれたクリエイターたちは、己の技術とフェティシズムを極限まで作品にぶつけ合った。
その頂点として語り継がれる奇跡の傑作が、演出家の西島克彦と共に生み出した劇映画『プロジェクトA子』だ。パワフルでドタバタなコメディ要素と、緻密に描き込まれたド派手なメカニック描写。怪力少女が街を疾走する破天荒なギャグと、高密度の作画が融合したこの作品は、SFアニメの概念を根底から覆した。美少女とハードなアクションを高次元で融合させたその映像は、国内外の作画マニアを狂喜させたのである。