沢田研二の現在と年齢の衝撃!衰え知らずの歌声と伝説の生き様
ライブツアーを訪れた観客を驚かせるのは、ステージ上にプロンプター(歌詞モニター)が一切置かれていない点だ。多くのベテラン歌手が歌詞の確認用ディスプレイに頼る時代にあって、沢田研二は膨大なレパートリーの全歌詞と譜割りを完全に身体へと叩き込んでステージに立つ。イヤーモニターすら極力排し、バンドメンバーの生の出音と空気の振動を直に感じながら歌うスタイルを崩さない。
かつてさいたまスーパーアリーナでの公演中止騒動で見せた、契約と誇りを巡る妥協のない姿勢も、彼という人間の本質を物語っている。「自分に嘘をつかない」「客席を欺かない」という愚直なまでの矜持があるからこそ、ファンは彼の一挙手一投足に信頼を寄せ、何十年にもわたって熱烈な支持を送り続けるのだ。