命を繋ぐ東京東部の要、墨東病院の救急医療現場と受診手順の全貌
江東・墨田地区は、河川に囲まれた低地帯が多く、大規模水害や地震が発生した際、孤立や甚大な被害が懸念されるエリアだ。そうした地域特性において、同院が果たす都市防災上の役割は計り知れない。
指定を受けた基幹災害拠点病院として、大規模災害時には発災直後から広域医療搬送の拠点となる。自家発電設備や自己給水システムを備え、外部インフラが途絶した場合でも医療機能を維持できる強靭な建築設計が施されている。
さらに、医療救護班(DMAT)の派遣訓練や、多数傷病者が押し寄せた際の大規模トリアージ訓練を定期的に実施。平時から有事を想定した万全の備えを怠らない姿勢が、都市の安全網となっている。