昭和の歌姫・五月みどり!表舞台を退いた真相と知られざる私生活
五月みどりという名前が放つ引力は、昭和という時代の熱気そのものだ。1958年のデビュー以降、愛嬌たっぷりの歌声と愛らしい仕草で瞬く間にスターダムへと駆け上がった。とりわけ1962年に日本クラウンからリリースされた『おひまなら来てね』は、当時の日本列島を席巻。少し背伸びをした大人の色気とお茶目さが同居する楽曲は、昭和歌謡を語る上で欠かせない歴史的名曲として今なお燦然と輝いている。
歌い手としての成功にとどまらず、彼女の才能は映画界でも強烈な火花を散らした。代表例が、東映が誇る伝説的アクションシリーズ『トラック野郎・熱風5000キロ』への出演だ。男たちの荒々しいバイタリティがぶつかり合う世界観の中で、彼女が見せた可憐で包容力あふれる演技は、スクリーンに鮮烈な叙情性をもたらした。歌手、女優、そしてバラエティ番組で見せる天真爛漫な一面。そのすべてが規格外のタレント性で満ちていた。