政界再編の舞台裏と自民大勝の真実!野党分裂が残した政治の教訓
2017年9月、当時の首相であった安倍晋三氏は「国難突破解散」と銘打ち、衆議院の解散を断行した。北朝鮮情勢の緊迫化と少子高齢化への対応を大義名分に掲げたこの決断は、実質的には野党側の受け皿が整っていないタイミングを狙った極めて高度な戦略的奇襲だった。
第48回衆議院議員総選挙へ向けて与党・自由民主党が整えた態勢は強固だった。政権批判の高まりを受けつつも、解散時期の主導権を握ることで、自民党は議席減のリスクを最小限に抑え込む算段を立てていたのだ。政治の風向きを鋭く見極める勝負勘が、そこには働いていた。