中村七之助の結婚相手は誰?電撃婚の噂と独身を貫く梨園の苦悩
歌舞伎の女方という役職は、女性以上に女性の所作、心理、美しさを知り尽くす仕事である。舞台上で究極の女性美を体現し続ける七之助自身の審美眼が、自然とパートナー選びのハードルを上げている側面は否定できない。
さらに高い壁となるのが、いわゆる「梨園の妻」に課せられる重責だ。贔屓筋(後援者)への細やかな気配り、劇場ロビーでの完璧な挨拶回り、冠婚葬祭のしきたり、そして何より家系を繋ぐ後継者の育成。一般社会の常識とはかけ離れた伝統芸能の厳格なルールが存在する。
「自分の仕事を支えてもらう苦労を考えると、生半可な気持ちで女性を巻き込めない」。七之助が過去のインタビューなどで漏らしてきた言葉には、相手女性の人生を背負うことへの真摯な責任感がにじむ。単なる恋愛感情だけでは乗り越えられない構造的な難しさが、結婚への歩みを慎重にさせているのだ。