中島美嘉のNana旋風はなぜ不滅か?伝説のパンク着こなし解剖
東宝株式会社が配給を手掛けた映画『NANA』が世に放たれた瞬間、邦画界の潮目は確実に変わった。当時、難度が高いと囁かれていた人気コミックの実写化において、本作は興行収入40億円を超えるメガヒットを記録。成功の決定打となったのは、中島美嘉演じる大崎ナナの圧倒的なビジュアルの説得力に他ならない。
少女漫画実写映画というジャンルにおいて、原作ファンをここまで唸らせた例は極めて稀だ。華奢な身体に宿る剥き出しのロック精神。切れ長の瞳を縁取るスモーキーなアイメイクと、繊細な骨格を引き立てる漆黒のショートレイヤー。スクリーンの光の中に立つ彼女は、漫画のコマからそのまま抜け出してきたかのような錯覚を観客に与えた。