衆議院と参議院の違いとは?権限や任期、優越の仕組みを徹底解説
二院制をとる一方で、万が一両院の間で意見が対立し、国政が停滞・迷走することを防ぐために準備されているのが「衆議院の優越」です。解散によって頻繁に国民の最新の信を問う衆議院の方が、より直接的に民意を反映しているとみなされるためです。
具体的には、内閣総理大臣の指名(首班指名)、国の予算案の審議、外国との条約の承認において、衆議院に強力な優越的権限が与えられています。たとえば予算案の審議は必ず衆議院から始めなければならず、両院協議会で意見が一致しない場合でも衆議院の決議が国会の意思となります。また、法案の可決に関しても、参議院で否決された法案を衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再可決すれば成立させることができる仕組みです。