なぜホラーの象徴に?アイスホッケーマスクの歴史と2026年最新事情

なぜホラーの象徴に?アイスホッケーマスクの歴史と2026年最新事情

なぜホラーの象徴に?アイスホッケーマスクの歴史と2026年最新事情について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

ホラーカルチャーに取り込まれる以前、アイスホッケーマスクの誕生には1人のゴールキーパーによる命がけの戦いがあった。1950年代までのNHL(北米プロアイスホッケーリーグ)では、キーパーが顔面に防具を着けることは「臆病者のすること」「視界を遮ってプレーの質を落とす」としてタブー視されていた。

この悪習を打ち破ったのが、モントリオール・カナディアンズの名守護神ジャック・プラントだ。1959年11月1日のニューヨーク・レンジャーズ戦で、相手の強烈なシュートを顔面に受けて鼻骨を骨折、左頬を大きく裂傷したプラントは、ロッカールームで7針を縫う応急処置を受けた後、練習用に使っていた自作のファイバーグラス製マスクを着けて氷上に戻ることを頑なに要求した。

名将トウ・ブレイク監督は激怒したものの、控えゴーリーがいなかったため渋々承諾。プラントはその試合を見事に勝利で飾り、その後の連勝記録によってマスクの有用性を実力で証明してみせた。プラントの勇気ある行動を皮切りに、顔面を直接覆う「プラント・スタイル」のマスクが普及し、やがて現代のヘルメット一体型ギアへと進化していくこととなる。

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井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。