自分で刺すセルフタトゥーの罠!ハンドポークの危険性と衛生管理
ネット上で流布するハンドポークの基本手順は極めてシンプルに見える。専用の使い捨てニードルとタトゥーインクを準備し、皮膚を消毒した上で、下絵に沿って一定の角度で点描するように墨を入れていくというものだ。しかし、問題はその過程に潜む極めてシビアな衛生管理にある。
専門家が強調するのは、医療レベルの「無菌操作」の必要性だ。施術部位の皮膚表面はアルコールやイソジンによる厳重な消毒が不可欠であり、使用する器具はすべて滅菌済みの単回使用(ディスポーザブル)品でなければならない。手指の滅菌手袋の着用はもちろん、インクキャップの使いまわし防止、施術環境の二次汚染を防ぐバリアフィルムの設置など、プロの現場では数重の感染防護策が講じられている。これを一つでも怠れば、大腸菌や黄色ブドウ球菌、さらにはB型・C型肝炎ウイルスなどの血液感染症を自ら皮膚の深部へ送り込む結果となる。