最強運を掴む五黄の寅の有名人!天下人とトップスターの共通法則
歴史上、五黄の寅の象徴として真っ先に名前が挙がるのが徳川家康だ。260年余り続く泰平の江戸幕府を築き上げた彼の生涯は、まさに忍耐と機を見る直観力、そしてここ一番での冷徹な決断力に満ちていた。近年でも日本放送協会が制作した『大河ドラマ どうする家康』が大きな反響を呼んだように、家康が遺したプラグマティズムと統率力は、混迷を極める現代においてなお強い求心力を持ち続けている。
一方、大衆文化の領域で無二の足跡を刻んだのが、1950年生まれの喜劇王・志村けんである。テレビの黄金期において独自の笑いを構築し、お茶の間の空気を一変させたその職人芸は伝説となった。吉本興業ホールディングスをはじめとする関西系のお笑い勢力が隆盛を誇るなかでも、コントの構造と身体表現を極限まで突き詰め、世代を超えて愛され続けた。家康が国家の骨格を作ったとすれば、志村けんは笑いの文法を決定づけた存在だ。両者に共通するのは、時代の潮流に呑まれるのではなく、自らが潮流そのものになり変わったという点に他ならない。