足の痒い水ぶくれは汗疱か水虫か?初期症状の見分け方と正しい対処法
外見は似通っているものの、発症パターンや部位の局在性、病変の経過を丹念に観察すると、いくつかの明確な傾向差が浮かび上がります。
最も大きな識別指標となるのが「左右対称性」です。アレルギーや全身の発汗バランスに関わる汗疱は、両足の裏や両手の平にほぼ左右対称で現れる傾向があります。これに対し、外部からの接触感染である水虫は、まず片方の足の指の間や土踏まずから発症し、時間をかけてもう片方の足へ広がるケースが一般的です。
また、足の指と指の間の皮膚が白くふやけてジュクジュクと皮が剥ける「趾間型」の症状が見られる場合は、水虫の可能性が極めて濃厚です。汗疱でも水ぶくれが破れた後に足の皮剥け原因となりますが、趾間のふやけというよりは、乾いた薄皮が円形状にポロポロと剥がれ落ちる乾燥型の経過を辿ることが特徴です。
周囲への感染リスクについても正反対の性質を持ちます。「汗疱うつるか」という疑問に対しては、汗疱は感染症ではないため家族や他人に感染する心配は一切ありません。一方、水虫は剥がれ落ちた角質の中に無数の生きた白癬菌が含まれており、バスマットやスリッパの共用を介して他者へ容易に感染を広げてしまいます。