扁桃腺手術で声が変わる?声質や歌声への影響と回復までの全真相
声を商売道具とする歌手、声優、アナウンサー、舞台俳優にとって、共鳴腔のわずかな変化は極めて繊細な問題です。口蓋扁桃摘出術の歌声への影響については、長年プロの間でも慎重な議論が重ねられてきました。
多くのプロアーティストの臨床例において、術後一時的に「以前と同じ力加減で歌うとピッチ感がわずかに狂う」「発声のモニタリング(自分の声の聞こえ方)に違和感がある」といった戸惑いが生じることは事実です。喉の容積が変わるため、自身が長年培ってきた「響かせ方の感覚」を微調整するリハビリ期間が求められます。
しかし、中長期的な視点に立つと、歌手や声優の声質への影響はプラスに働くケースが圧倒的多数を占めます。慢性的に腫れた扁桃腺が原因で起こっていた「高音域での引っかかり」「声のスタミナ切れ」「年に何度も起こる扁桃炎による公演休止」から解放され、むしろ声域が広がったり、息の持ちが劇的に改善したりするプロがほとんどです。