建設通信が追う業界再編とDx最前線!スマートインフラ独占取材
最先端施工の実証現場として世界的な注目を集めているのが、日本最大級の難工事として知られるリニア中央新幹線プロジェクトだ。山岳トンネルの掘削や超長大工区における施工管理では、数ミリ単位の変位をミリ秒単位で検知する高度なセンサーネットワークが実用化されている。地中奥深くでの通信環境確保という極限状態での技術確立が、業界全体の底上げを牽引している。
業界団体の首脳陣が集う日本建設業連合会の内部でも、こうした大型プロジェクトで培われた高度な通信施工技術の標準化が進められている。一部のトップランナーによる独占技術にとどめず、中堅・中小事業者への技術展開を進めることで、産業全体の底上げを図る狙いだ。現場の安全管理と施工速度の両立は、通信基盤の信頼性なしには成り立たない。