『鬼滅の刃』つゆりカナヲの覚醒!無限城編で魅せる終ノ型の全貌
アニメーションにおいて、栗花落カナヲというキャラクターの立体感を決定づけたのは、間違いなく上田麗奈の演技力だ。無口で自発的な意思を持たなかった初期のカナヲは、セリフの数自体が極めて少なかった。それだけに、一音一音に含まれる微小なニュアンスがキャラクターの印象を左右する難役であった。
竈門炭治郎との出会いを経て、硬く閉ざされていた心が少しずつ解きほぐされていく過程を、上田は息遣いやわずかな声の揺らぎで表現してみせた。最終決戦で見せる激昂と涙の演技は、これまでの「静」の演技の積み重ねがあったからこそ、観客の胸を強く打つ。声優陣の間でも「上田のカナヲに対する深い解釈と誠実なアプローチが、土壇場での掛け合いに圧倒的なリアリティをもたらした」と高く評価されている。