【ルフィ強盗事件】フィリピン収容所の闇と指示役の正体|裁判の現在地
2022年後半から2023年初頭にかけて、関東地方を中心に全国各地で住宅や店舗を狙った凶悪な緊縛強盗事件が多発しました。警察庁の捜査網によって判明した連続強盗事件の被害状況のまとめによると、被害は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、さらには山口県、広島県、京都府など10都府県以上、20件以上の事件に及び、被害総額は金品や貴金属を含めて数億円規模に達しています。
一連の事件のなかでも社会に決定的な戦慄を走らせたのが、2023年1月に発生した東京都狛江市の高齢女性強盗致死事件でした。閑静な住宅街で暮らしていた高齢女性が結束バンドで縛られたうえで激しい暴行を受け、命を奪われるという残忍極まりない手口は、国民に強い恐怖を植え付けました。
各地で逮捕された実行犯のスマートフォンを警視庁や各県警が解析した結果、犯行現場へリアルタイムに指示を送っていた首謀者の存在が浮上します。犯行指示のアカウント名として画面上に表示されていたのが、漫画の主人公を模した「ルフィ」や「キム」といった偽名でした。