声優・平川大輔の魅力に迫る!『鬼滅』『ジョジョ』演技の真実
株式会社アニプレックスが手掛け、世界的な大ヒットを記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。この作品で下弦の壱・魘夢(えんむ)を演じた平川の演技は、観客に強烈なインパクトを与えた。人間を残酷な悪夢へと誘う鬼の残忍さと、どこか恍惚とした甘い語り口。その相反する要素を同居させたボイスアプローチが、映画全体の緊迫感を高めた。
ダークファンタジーという作品世界において、悪役の魅力はその物語の深みを決定づける。魘夢が放つ「ねんねんころり」という耳に残るフレーズは、平川の繊細なトーンコントロールによって、恐ろしさと美しさが混ざり合った独特の空気感を演出した。アフレコ現場では、マイクの前に立つ立ち姿から既に役が宿っていたというエピソードも残っており、キャラクターの生理すらも己の肉体に落とし込む職人技が光る。