「最初はグー」考案者は志村けん!全員集合の飲み会が生んだ誕生秘話
テレビ番組の演出として計算し尽くされて生まれたのかと思いきや、そのルーツは生放送後の飲み会という完全にプライベートな空間にありました。
当時、毎週土曜日の生放送を終えたザ・ドリフターズのメンバーや制作スタッフは、よく居酒屋に集まって打ち上げを開いていました。宴もたけなわになると、余った料理の争奪戦や飲み代の支払いを決めるためにじゃんけんが行われるのが恒例でした。しかし、参加者は全員が酒に酔っており、各自が勝手なタイミングで手を出すため、何度やっても勝負が成立しなかったのです。
そこで見かねた志村けんさんが、「みんな酔っ払って手が揃わないから、まず手をグーで胸の前に出して揃えよう!」と声をかけたのがすべての始まりでした。全員が「最初はグー」で拳を突き出すことでタイミングを同期させるという、飲み会の混乱を収拾するための現場的なアイデアだったのです。