プロも絶賛するリアル技術と感動!心揺さぶるゴルフ漫画の現在地
日本人の多くにとって、ゴルフという未知のスポーツに初めて触れた窓口は『プロゴルファー猿』だったに違いない。木を削り出して作った手作りドライバー、秘密基地のような練習場、そして個性豊かな影のゴルファーたち。藤子不二雄Ⓐが創り出したあの荒唐無稽とも言える世界観は、少年たちの冒険心を強烈に刺激した。
しかし、大人になって読み返すと気付かされる。猿丸が放つショットの根底には、風の息づかいを肌で感じ、グリーンのアンジュレーションを読み切るという、ゴルフの本質的な面白さが凝縮されているのだ。空想的なギミックのなかに忍ばせたリアリティ。その二面性こそが、今なお語り継がれる理由である。