インフルA型とB型はどっちがきつい?症状の違いと大人が長引く理由
インフルエンザA型ウイルスの最大の特徴は、変異スピードの速さと爆発的な感染力にあります。ウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の組み合わせにより多数の亜型が存在し、毎年のように小規模な変異を繰り返すため、過去の免疫をすり抜けて猛威を振るいます。
潜伏期間はおよそ1〜3日と短く、朝は普段通り出勤したにもかかわらず、夕方には立っていられないほどの高熱に襲われるといった急激な経過をたどります。主な症状は以下の通りです。
・38.5℃以上の突発的な発熱(悪寒戦慄を伴う)
・激しい関節痛・筋肉痛・頭痛
・喉の激痛、乾いた激しい咳
・全身の強い脱力感・倦怠感
ウイルスが全身の細胞で一気に増殖するため、身体全体の炎症反応が非常に激しく現れます。高熱による脱水症状や、基礎疾患を持つ高齢者における肺炎の併発など、急性期の急激な全身状態の悪化には細心の警戒を払わなければなりません。