映画ロケ地で知的な休日を!宮城県図書館の建築美と隠れた活用術
この圧倒的な構造美を誇る建物を設計したのは、宮城県出身の著名な建築家・針生承衞(はりゅう しょうえい)だ。自然の地形を切り開くのではなく、仙台市泉区の豊かな丘陵地帯と見事に調和させたキャノピー構造は、日本の現代建築史においても高く評価されている。チューブ状の宇宙船を思わせる閲覧スペースに足を踏み入れると、ガラス越しに広がる樹々の緑と書架が不思議な一体感を醸し出す。
この近未来的なデザインがクリエイターの視線を捕らえないはずがない。岡田准一氏や榮倉奈々氏が出演した大ヒット映画『図書館戦争』シリーズでは、劇中に登場する関東図書基地の重要ロケ地として大々的に撮影が行われた。映画のロケ地巡りとして聖地巡礼に訪れるファンも後を絶たないが、スクリーン越しに見る以上のスケール感と開放感に誰しもが息をのむ。