デザフェスマフィン食中毒の真相とは?ツイッター炎上の経緯と現在
焼き菓子であるはずのマフィンが、なぜこれほど急速かつ重度に腐敗し、糸を引く状態になってしまったのでしょうか。保健所の調査や店主自身の説明から浮かび上がってきたのは、食品衛生の基本を完全に無視した製造工程と過酷な環境でした。
店舗側はイベントに向けて、およそ3000個ものマフィンを店主ほぼ1人の手で製造していました。約1人で作るにはキャパシティを大幅に超えており、イベント当日の5日以上前から焼き始め、焼き上がったマフィンを「18℃設定のエアコンをつけた部屋」に何日間も常温に近い状態で置きっぱなしにしていたことが判明しています。
さらに腐敗を決定づけたのが、店舗がアピールしていた「無添加」「砂糖半分」という独自のレシピ設計です。砂糖には食品中の水分活性を下げ、細菌の繁殖を抑える天然の保存効果があります。しかし、砂糖を極端に減らした高水分の生地を、加熱殺菌後もしっかり冷まさずに密閉包装し、生ぬるい室温で放置した結果、セレウス菌をはじめとする細菌が爆発的に増殖する絶好の温床を作り出してしまいました。