カオスと洗練が交錯する新宿!現地取材で見えた失敗しない歩き方

カオスと洗練が交錯する新宿!現地取材で見えた失敗しない歩き方

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きらびやかな歓楽街から西口へと地下道をくぐれば、空気は一変して理知的な静けさに包まれる。丹下健三建築の最高峰である「東京都庁」だ。地上202メートルの展望室からは、果てしなく広がる関東平野と、天気が良ければ霊峰富士のシルエットまでもが一望できる。夜間に壁面をキャンバスにして上映されるダイナミックなプロジェクションマッピングは、夜間観光の新たな起爆剤として定着した。

しかし、西新宿の魅力はコンクリートの美学だけにとどまらない。南側へわずかに足を伸ばせば、外の喧騒を嘘のように遮断した「新宿御苑」の広大な森が広がる。かつての皇室庭園は、四季折々の表情で旅人の疲れた足を優しく受け止めてくれる。

近年、国立競技場を手掛けた建築家・隈研吾のデザイン思想にも通じるような、木材と自然光を巧みに取り入れたカフェや休憩スペースが周辺エリアにも波及した。摩天楼の影に身を潜めながら、計算し尽くされた日本庭園の水面を眺めるひととき。この極端な「動」と「静」の落差をわずか十数分の徒歩圏内で味わえることこそが、成熟した都市観光の醍醐味にほかならない。

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田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。