岡田准一、45歳の挑戦。ブラジリアン柔術が変えた「表現者」としての肉体と哲学
なぜ、彼はそこまでして闘うのか。日本アカデミー賞をはじめ、俳優として数々の栄誉を手にしてきた岡田准一。地位も名誉も手に入れた男が、あえて怪我のリスクを伴う格闘技のマットに身を投じる理由。それは、嘘のつけない「リアル」がそこにあるからだ。
カメラの前ではカットがかかれば演技は終わる。しかし、柔術のライトスパーリングであっても、一度組めば相手の体温、呼吸、そして明確な「悪意なき敵意」が肌に伝わる。ごまかしの効かない肉体と肉体の対話。それこそが、彼が長年求め続けていた表現の原点なのかもしれない。