伝説のネット流出事件「ケツ毛バーガー」の真相と現代社会への教訓

伝説のネット流出事件「ケツ毛バーガー」の真相と現代社会への教訓

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流出の技術的な引き金となったのは、当時爆発的な普及を見せていたP2Pファイル共有ソフト「Winny」と、それに感染する暴露型ウイルス(Antinny等)の存在である。ユーザーが意図しない形でローカルフォルダ内のあらゆるデータが暗号化ネットワークへ転送され、一度流出したファイルは無数のPCへ自律的に複製され続けた。止める手段はなかった。

拡散の二次ロケットとなったのが、西村博之氏が創設した巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」だ。無数の匿名ユーザーが夜を徹して情報を検証し、いわゆる「特定班」と呼ばれる集団がプライバシーのピースを繋ぎ合わせた。善悪の判断が麻痺した巨大匿名空間の熱狂が、一人の人間の現実生活を根底から破壊し尽くしたのである。

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鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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