数日で劇的減量?水抜きダイエットの危険な罠とプロの水分調整法
かつては格闘家の専売特許だった水分調整だが、近年はボディビルやフィジーク競技の一般化に伴い、アマチュア選手の間でも安易に模倣されるケースが増加している。日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)などの健全な競技普及を目指す団体では、過度な水抜きや利尿薬の不正使用に対する厳格なドーピング検査と警告を繰り返し発信している。
急成長を遂げるフィットネス・ヘルスケア産業の片隅で、大会前の「カット出し(皮下水分を抜いて筋肉の溝を強調する行為)」を一般のパーソナルジムで無資格のトレーナーが指導する事例が散見される。血管内の血流量が危険水準まで低下し、ステージ上で失神・痙攣を起こす選手が後を絶たない事態は、業界全体が直面する深刻な倫理的課題といえる。