名字「長」のルーツと意外な読み方!加賀藩重臣に眠る壮絶な血統

名字「長」のルーツと意外な読み方!加賀藩重臣に眠る壮絶な血統

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では、「長」を名乗る人々の先祖は、すべて加賀八家の長氏に連なるのだろうか。系譜学の厳密な調査を進めると、日本各地にまったく異なる発祥を持ついくつかの大きな流れが存在することが判明している。

第一の源流は、平安時代末期に活躍した平家一族・長谷部信連(はせべ のぶつら)を祖とする桓武平氏流長谷部氏だ。信連が能登国鳳至郡大屋荘(現在の石川県輪島市周辺)を領地として拝領し、その子孫が「長」の一文字に改姓したとされる。これが前述した長連龍へとつながる武家系脈の直系である。

一方で、古代の渡来人系氏族にルーツを持つ系脈も見逃せない。古事記や日本書紀の時代、百済から渡来して技術や文化をもたらした「長錦総(ちょうのきんそう)」らの末裔が、古代豪族として定着した記録が残る。姓氏研究の第一人者である森岡浩氏の知見でも、古代渡来系と武家豪族系の複合的な発展が指摘されている。さらに、国立国会図書館デジタルコレクションに保管されている藩政時代の分限帳や古系図を紐解くと、豊後国(大分県)の大友氏一門や、九州地方の土着武士団が土地の利権を守るために名乗った事例も確認できる。

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鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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