喘息で絶対やってはいけないNg行動|横になる・市販薬の落とし穴
いざ発作が起きてしまった時、最も優先すべきは気道を確保し、酸素を少しでも多く取り込める体勢を取ることです。横になるのではなく、椅子に深く腰掛けて上半身を前に倒し、テーブルに肘をつく、あるいは抱き枕などに寄りかかる起座呼吸の正しい体勢を保ちましょう。お腹の圧迫を解くためにベルトやボタンを緩め、背中をやや丸めることで呼吸補助筋が働きやすくなります。
処方されているリリーバー(短時間作用性β2刺激薬などの発作鎮静用吸入薬)を速やかに正しく吸入し、安静を保ちます。しかし、以下のような兆候が現れた場合は、決して我慢してはならず、救急車を呼ぶ目安に達していると判断してください。
🚨 即座に119番通報すべき危険な兆候
・発作止め吸入薬を指示通り使っても全く効果が見られない、または短時間で悪化する
・苦しくて「はい」「いいえ」などの単語しか喋れない、声が出ない
・唇や爪が紫色に変色している(チアノーゼ)
・息を吸う時に喉元や胸、肋骨の間がペコペコとへこむ(陥没呼吸)
・横になることが全くできず、意識が朦朧としている、朦朧として急に静かになる
「夜間だから」「家族を起こすのが申し訳ない」という躊躇が、取り返しのつかない事態を招きます。喘息死は初動の遅れから発生することが多いため、迷わず救急要請を行ってください。