「ハート ブレイク 太陽 族」伝説の名曲が魅せる再評価の真相
1980年代前半のアイドルブームは松田聖子に代表される王道旋風の真っ只中にあった。その真っ赤な客席に突如として現れたのがスターボーだ。「感情を持たない宇宙人」というあまりに先進的すぎるキャラクター付けは、当時のテレビ愛好家たちを呆然とさせた。笑顔を見せず、無表情に歌い踊るスタイルは、時代を先取りしすぎていたと言わざるを得ない。
しかし、その異質さこそが現在、Z世代のデジタルクリエイターたちにとって新鮮なインパクトとして映っている。TikTokやInstagramでのミーム化をきっかけに、彼女たちが放っていたサイバーパンク的な冷ややかさが、現代のアンビエントやハイパーポップの文脈で完全に再定義された格好だ。