脳外科医竹田くんのモデル医師の正体と赤穂市民病院事件の全貌
事件の異常性に、学会と捜査機関も動かざるを得なくなった。日本脳神経外科学会は現地に調査に入り、病院側の管理体制と診療実態について厳しい見解を示した。専門医制度のあり方や、技術的に未熟な医師の手術権限をどう制限すべきかという議論が全国的な課題として急浮上する。
法的な追及も本格化した。被害者遺族や後遺障害を負った患者側は、執刀医と赤穂市を相手取って損害賠償を求める民事訴訟を次々と提訴。さらに業務上過失致死傷容疑での告訴状が兵庫県警察に受理され、刑事事件としての捜査も進められた。法廷では、手術ビデオの解析や関係者の証人尋問を通じて、密室の手術室で行われていた信じがたいミスの実態が次々と白日の下に晒されている。