ぼんじり部位の圧倒的旨味と希少性!プロが明かす美味しい焼き方
焼き鳥店の品揃えで圧倒的な存在感を放つぼんじりだが、解剖学的には「鶏の尾骨の周囲を覆う三角形の肉」、すなわちお尻の先端部分にあたる。尾羽を激しく動かすための筋肉が集まる場所であり、非常に運動量が多い。そのため、引き締まった筋肉のプリッとした歯ごたえと、蓄えられた豊潤な脂が絶妙な調和を見せるのだ。
希少価値が高い最大の理由は、その採れる量の少なさにある。若鶏一羽から得られるぼんじりは、わずか10グラムから20グラム程度。焼き鳥串一本を仕込むために、鶏2〜3羽分を贅沢に使用しなければならない計算だ。市場での流通量が限定的になるのも頷ける。
気になる栄養面とカロリーの特徴にも触れておこう。2026年現在の食品成分分析データによれば、ぼんじり(生)のカロリーは100グラムあたり約380〜420キロカロリーと、鶏肉のなかではトップクラスの高カロリーを誇る。しかし、単に太りやすい脂というわけではない。皮膚や関節の健康維持に役立つコラーゲンが豊富に含まれているほか、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸などの不飽和脂肪酸が多数を占める。炭火でじっくり脂を落としながら焼くことで、旨味を濃縮しつつ余分なカロリーをカットできるのも大きな魅力だ。