プロが明かす新鮮野菜の真実!街の青果店で極上を安く買う極意
なぜ個人店は、大手スーパーよりも圧倒的に安く、しかも質の良い品を提供できる日があるのか。その背景には生鮮食料品小売業を取り巻く独特の調達ロジックが存在する。
巨大スーパーチェーンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)などを通じた定時・定量・定価格の契約取引を主軸に置く。数千店舗の棚を欠品させないためには、天候リスクを見越した価格設定と規格(サイズや形状)の厳格な統一が不可欠となる。この中間コストやリスクヘッジ分が売価に反映されるのは避けられない。
対して機動力のある街の店は「スポット買い」を駆使する。市場に突発的に入荷した豊作ヤリ(余剰品)や、わずかに形が不揃いな規格外品を、その日の競りで現金一括仕入れする。中間マージンを極限まで削り、その日のうちに売り切る薄利多売の回転率によって、驚くべきコストパフォーマンスを実現しているのだ。