80年代歌謡ロックの金字塔がなぜ今、世界中のフロアを熱狂させるのか?浅香唯「Believe Again」が2026年に起こした奇跡の再評価旋風
近年のアナログレコード・ブームの波に乗り、2026年に特別リリースされた「Believe Again」の7インチ復刻盤および12インチ拡張ミックス盤は、予約開始とともに主要ショップで即完売を記録した。オーディオファンやDJたちが買い求める理由は、現代のコンプレッサーに頼り切った音源にはない、圧倒的なダイナミックレンジとボーカルの生の躍動感にある。
浅香唯の歌声は、可憐でありながらどこか武骨で、ストレートな力強さに満ちている。声を張り上げるときに見せるかすかな震えや、まっすぐに息を吐き出すピュアなピッチ感。デジタル処理で過剰に整えられた現代のポップスとは対極にある「声の生々しさ」が、リスナーの感情をダイレクトに揺さぶる。アナログ針が溝を刻む音とともに立ち現れる彼女のボーカルは、40年の歳月を一瞬で飛び越えて聴き手の耳元へと飛び込んでくる。